第七回:横浜ベイスターズ

昨年セ・リーグ3位
昨年久々のAクラス。
今年はさらに上を狙いたい。

  • 投手編

昨年エースの三浦が二桁勝利。
三浦と言えば勝ち運に恵まれなくてここまでいいピッチングをしても勝てずにチーム低迷の一端を担っていたが昨年は取り返すかのように絶好調。
さらには最優秀防御率最多奪三振のおまけつき、まさしくベストシーズンだっただけに昨年以上の飛躍を期待。
昨年よかったと言えばもう一人門倉。
これまで渡り歩いた球団で常にエース候補といわれながらパっとしなかったのだが去年ここに来てついに開花、7年ぶりの二桁に加えて三浦と最多奪三振を分け合うとこちらもベストシーズン。
この二人に加えてもう一人二桁左腕の土肥。
この三人に続く先発がきっちり立てば安心。
リリーフの軸は抑えのクルーンでなくセットアップの木塚。
クルーンは昨年終盤慣れられた感もあるのでやや不安。
加藤、川村などリリーフ陣も充実してきただけにここのところ疲労で終盤成績を落としていた木塚の負担をどれだけ和らげられるがポイントか。

  • 野手編

佐伯、種田、村田などいい選手のそろっている横浜打線。
なんといっても横浜の注目は多村、金城、小池のリーグ屈指の外野陣。
攻守ともに優れチームの浮沈はこの外野陣にかかっているといっても過言ではないかもしれない。
やはり気になるのはスペランカーこと多村。
とにかくこの故障の多さは尋常ではないので気をつけて欲しい。
試合に出れば日本を代表する選手なだけにとりあえず全試合出場をめざしてほしい。いや真面目に。
捕手は不動の正捕手相川、大きな故障さえなければ横浜はここは安泰。

  • チーム総括

大きな補強はないものの十分優勝を狙える陣容。
ただ一歩間違うと大誤算、なんてことになりそうな非常に際どいラインにも見える。