第十一回:阪神タイガース編

昨年セ・リーグ優勝。
昨年はリリーフ陣で取ったとすら言える優勝。
今年は連覇を狙う。

  • 投手編

先発はエース井川がここのところぱっとしない。
実力で言えば日本でもトップクラスの先発左腕なので非常に残念。
さらには右の柱の福原が故障。
昨年最多勝の下柳、安藤、杉山、など優れた先発は他にもいるもののやや不安が残る。
リリーフ陣は昨年優勝の原動力となったJFKが不安。
まず75試合登板ウィリアムスの故障。
藤川は流石に昨年の80試合登板はやりすぎたのかWBCを見る限りではどうも調子が上がってきていない。
久保田も昨年68試合登板。
元々故障がちなタイプだけに昨年の疲労を引きずって故障などすると一気にリリーフ不在の事態も。
先発から配置転換の能見や二年目の橋本など期待できる投手はいるもののやはりこの三人が三人ともよくないとなると非常に不安。

  • 野手編

赤星、今岡の二人のタイトルホルダー、MVPの金本。
この三人を中心に非常に強力な打線。
特に外野の充実が半端ではなく濱中、桧山、中村など他球団ならレギュラーを張れる選手も多数。
あえて不安点をあげるのならキャッチャー。
矢野は優れた捕手なのは間違いないものの年齢からそろそろ衰えもあちこち見える。
特に昨年の12球団ワーストの捕逸8、さらに後半戦は疲れからか打率も落としているとそろそろ後継者を真剣に考える時期かも。

  • チーム総括

やはり昨年の藤川を筆頭としたリリーフ陣の働きすぎが気にかかる。
野手は12球団でもトップクラスの充実ぶりなので投手陣さえ整備できれば連覇もありうる。