第十二回:千葉ロッテマリーンズ編

昨年パ・リーグ優勝(シーズンは二位)
昨年はここぞという場面で圧倒的な強さを見せたロッテ。
今年は移籍が多いのが気になる。

  • 投手編

12球団でも最高といえる先発陣。
清水、渡辺、小林宏、久保、小野という二桁投手5人。
もう一人の二桁勝利のセラフィニは移籍したものの迫力は十分。
プロ2年目で二桁勝ってからなかなか浮き上がって来れない加藤など。
さらにかつてのエースジョニーこと黒木など復活を期待できる先発候補も多数おりローテーションは磐石。
リリーフ陣は昨年活躍した薮田、藤田が今年も良さそう。
ただ実は昨年からだがそれ以外のリリーフ陣が薄いという弱点が。
セラフィニとトレードのような形でオリックスからバーンを獲得してきたもののバーンは近鉄時代に中継ぎで大失敗。
これがどう転ぶか。
抑えはもちろんコバマサ
ここ数年やや不安な場面もあるもののこの人しかありえないかと。

  • 野手編

昨年チーム最多ホームランのイ・スンヨプと日本一の守備とすら言える小坂の移籍。
元々破壊力の物足りない打線なだけにこれがどう転ぶか。
中心打者は福浦、里崎、ベニー辺りか。他球団に比べると破壊力は見劣りするものの十分中軸として機能する。
WBC組と言われる西岡、今江も昨年の躍進から今年は警戒されるだろう。その中でどれだけ結果を残すか。
基本的には大量得点を狙うよりも少ないリードを守りきる守備型の野手陣。

  • チーム総括

昨年日本一の原動力になった選手三人の移籍。
フロントに対する選手の不信感もありそう。
チーム全体で見ると投高打低なものの投手陣にも弱点はありそう。
チーム力は高いものの穴は多いか。