れんさいだいいっかい

突如として攻撃を受けた白ネギ。
反応する間もなく一瞬で吹き飛ばされるかに見えたが、
「あれ、えぇ!?」
反射的に目をつぶったもののいつまでたっても体を襲わない衝撃に疑問を感じ、恐る恐る開いた目の前には攻撃を受け止める古タイヤの姿があった。
「いったいどうなってんだよ、これは!」
叫ぶ古タイヤ、彼もこの事態を把握していないらしい。
その間も続いている攻撃は古タイヤの体を傷つけていく。
白ネギは思わず、
「古タイヤくん、もういいよ!そのカーテンから逃げて!」
「はっ、この程度の流し素麺なんか滅菌処理された俺にきくもんか」
体を傷つけられながらも声はしっかりと、ビームを受け止めながら古タイヤは答える。
「それよりも森本よく聞け」
森本なんていません。
「?」
「俺ならあと二年ぐらいは大丈夫なんだがまぁ念のためだ、お前は逃げろ」
穏やかに―実際はもう立っているのも不思議なぐらいなのだが―彼はそう言う。
「で、でも・・・」
「いいから行け!」
ビクッっと体を震わせる白ネギ、それほどの声量であった。
「わ、わかったよ・・・」
そういって背を向ける白ネギ。
しかしその瞬間―


予告:迫り来る造園業者の群れ、溢れ出る瓶入りなめたけ。さらには確変パンクさせたおじさんの悲鳴などが混ざり合い森本に襲い掛かる。(森本なんていません)
新感覚侍ストーリーが今ここに始まる!
続く。