第三回

第三回は東出 輝裕選手(広島)
そのセンスの高さから期待されながらいまいちな年が続いていたこの人。
特に昨年まで三年ほどはどん底と言えこのままセンスだけで終わってしまうのか…という危惧もありましたが今年ついに開花。
一時は致命的なエラーの代名詞とまでされた守備面で安定性が見られだしたのがやはり大きい。
守備が安定しだすと元々それ以外の面では非凡な才能を持つ選手であり完全にレギュラー定着。
後半戦には新人王の梵選手と組む二遊間は個人的には中日の荒木、井端コンビに次安定感を見せたように思えます。
守備面では大きな進歩を見せた一方若干気になる部分もいくつか。
対左の弱さ、そして何よりその俊足の割りに盗塁が少ないところが気になります。
元々小柄で長打力は望めない選手。となれば足と出塁率で稼ぐしかないのですが盗塁11打率.280四死球30と
どれもこのタイプの選手としては満足するにはやや足りない数字。
来期は二番で、と言う話もありますがどちらにせよ最低でもこの中の一つどれか数字を伸ばしてほしいところ。
とは言え今年久々に規定に達しまだ若く伸び代も大きな選手。
梵選手との二遊間はこの先チームの名物にもなりそう。来期も期待です。

次回は金曜を予定